ソニー「WF-1000XM3」のレビュー 〜静寂って騒音値で何デシベル(dB)?〜
SONYワイヤレスイヤホン WF-1000XM3をオススメする理由、騒音の解説とノイキャン機能についてまとめています。
本内容、ブログ引越し先で、分かりやすくリライトしましたので、下記ページを読んで頂けると幸いです。
ノイキャンイヤホン【生活騒音の解説】と【家事ガジェット】としてオススメな理由 – 家事だんな
買ってしまいました、SONYワイヤレスイヤホン WF-1000XM3。
以前からノイズキャンセリング機能に興味があったのですが、イヤホンタイプでは効果がいまいちとの評判だし、かといってヘッドホンは大きいし嫌だなぁと思っていたところ、ソニー「WF-1000XM3」はヘッドホンレベルのノイズキャンセリング機能があるぞ、なんて魅力的な話題に惹かれ購入してしまいました。
結果、買ってよかったです。
静かになります。同品のコピーである『静寂』が得られます。
・静寂により集中して物事に取り組む事ができます。
・動画や音楽を楽しむ場合にも、無駄に大音量にしないでもしっかりと音が聞けるので耳も頭も痛くならないし、周りの人にも迷惑書けません。
・電車などでキツキツに座っている時や、満員電車の時などで音量を気にして音楽や動画を諦める事がありましたが、そんな心配もグッと減ります。
うれしかったので、どれくらいの『静寂』が得られるか、測定値と聴感を交えて実験したとので、伝えたいと思います。
≪方法≫
・我が家の生活音を各場所で測定します。
・各場所での「WF-1000XM3」ノイズキャンセリング時の聴感が、どの場所のレベルと同等と感じるかを判定します。
・音の測定はアプリを使いました。
・測定方法は10秒間測定のAve(平均値)を記録しました。
≪実験条件≫
各場所の生活音のレベルの確認
- リビング(オープンキッチン付近)
- リビング(食器乾燥機運転時)
- リビング(扇風機付近)
- リビング(TV付近)
- キッチン(食器洗い中)
- 寝室
の主要生活場所で測定。ちなみに生活音の目安は環境省HPの通り。
環境省_一般環境騒音について“騒音の目安”{出典「全国環境研協議会 騒音小委員会」}
75〜80 航空機の機内
70〜75 主要幹線道路周辺 、在来鉄道の車内
65〜70 バスの車内
60〜65 ファミリーレストランの店内
55〜60 銀行の窓口周辺
50〜55 書店の店内
45〜50 高層住宅地域(昼間)
40〜45 高層住宅地域(夜間) 、戸建住宅地(昼間) 、図書館館内
35〜40 戸建住宅地(夜間)
30〜35 ホテル室内
*1 単位はデシベル(dB)
*2 人が聞こえる音は20(dB)以上が目安 (私の補足)
《実験結果1》
自宅各所の騒音値を測定
場所① リビング(冷蔵庫より3mの位置) [31.1dB]
場所② リビング(食器乾燥機運転時より3mの位置) [35.7dB]
場所③ リビング(扇風機より2mの位置) [47.7dB]
場所④ リビング(TVより3mの位置、普段の音量) [52.2dB]
場所⑤ キッチン(水を流している状態)[70.1dB]
場所⑥ 寝室(夜間) [25.8dB]
※我が家は田舎なのでとても静かです。夜間であれば近くに車は通りません。寝室の[25.8dB(A)]とは外で鈴虫が鳴いていれば、鈴虫が一番うるさく感じるレベルです。
≪実験結果2≫
場所①リビング(冷蔵庫より3mの位置)にて「WF-1000XM3」ノイズキャンセリング使用。
→聴感にて場所⑥同等以下
結果:31.1dB→ノイズキャンセリング使用にて25.8dB以下
場所②リビング(食器乾燥機運転時より3mの位置)にて「WF-1000XM3」ノイズキャンセリング使用。
→聴感にて場所⑥同等以下
結果:35.7dB→ノイズキャンセリング使用にて25.8dB以下
場所③リビング(扇風機より2mの位置)にて「WF-1000XM3」ノイズキャンセリング使用。
→風量「大」が、風量「小」程度の音に減少。
結果:47.7dB→ノイズキャンセリング使用にて32.1dB程度
場所④リビング(TV付近)にて「WF-1000XM3」ノイズキャンセリング使用。
→普段のTV音量設定の騒音値とノイズキャンセリング後の聴感と同等の音量に感じたTV設定値を判定し、その際のそれぞれの騒音測定値を記録。TV番組はバライティー番組にて判定。
結果:TV音量25、騒音値52.2dB→ノイズキャンセリング使用にてTV音量19、騒音値40.2dB程度
場所⑤キッチン(水を流している状態)にて「WF-1000XM3」ノイズキャンセリング使用。
→中程度の水量を食器に当てている時の騒音値を測定。水栓前に立っている時の聴感から、キッチンから3m離れたガラス戸越しに聞く程度に減少。
結果:70.1dB→ノイズキャンセリング使用にて47.8dB程度
≪考察≫
→音の種類により効果は異なる。
・環境音に対しては聴感で15〜20 dB程度の静音には寄与する感じ。
・場所④の評価の通り、TVの様に人の声を含めた判定になると10〜15dB程度。
→どの様か環境であれば、”静寂”は得られるか。
”騒音の目安”として記載されている最低値が30dB程度(ホテルの室内)であることを考慮すると、30dB±5程度を”静寂”考え、下記を判定する。
まとめ① 室内で使用すれば概ね静寂を得られる。
室内では場所③の測定にて扇風機:風量「大」でも47.7dB→31.2dBと感じられるので、人が話をしていない、TVがついていない室内ではノイズキャンセリングによってどこでも”静寂”が得られる。
まとめ② ”騒音の目安”として挙げられている・高層住宅地域(昼間/夜間)、・戸建住宅地(昼間/夜間)、・図書館の館内でも概ね”静寂”を得られる。
”騒音の目安”に対して15〜20 dB程度の騒音値を差し引けると考慮すると、50dB以下の場所は”静寂”が得られると判断。実際に外で使用の際は、通行が多い道路以外は非常に静かに感じる。ノイズキャンセリングを踏まえて音楽を聴けば、音楽に集中できるレベルになる。
まとめ③その他の“騒音の目安”における静音効果の目安を参考に記載。
―在来鉄道の車内→銀行の窓口周辺
―ファミリーレストラン店内→書店の店内、高層住宅地域(昼間)
―役所の窓口周辺→図書館の館内
―図書館の館内→ホテルの室内
ノイズキャンセリングが良く効く音は機械的なうなり音。我が家規準で冷蔵庫と食器乾燥機、扇風機の騒音を確認したが、これらのモーター音、ファンの音の様な一定の音に対しては感動的に『静寂』になる。
逆にノイズキャンセリングは人の声を消すのは苦手。機械的うなり音とは異なり、音に鷹揚があるため消し難い。声は完全には消せないけど、当然静音性は得られる。
《所感》
私の耳とソニー「WF-1000XM3」との相性と、私の聴感を踏まえたN=1のデータですのでご参考レベルですが、間違いなく静かになります。
室内で使用すれば静寂を手に入れ、余計な音に気を散らす事が無くなります。
屋外で使用する際もノイズキャンセリングはしっかり効くので、音量を無駄に大きくしないで済み、耳が疲れにくいと感じています。うるさい環境を打ち消す様にイヤホンを大音量に設定して音楽や動画を聞くと、耳が疲れるし、頭も痛くなっていましたが「WF-1000XM3」ではその様な事が無くなりました!
私の感動は伝わりましたかね?
冒頭書きましたが、
・静寂により集中して物事に取り組む事ができます。
・動画や音楽を楽しむ場合にも、無駄に大音量にしないでもしっかりと音が聞けるので耳も頭も痛くならないし、周りの人にも迷惑書けません。
・電車などでキツキツに座っている時や、満員電車の時などで音量を気にして音楽や動画を諦める事がありましたが、そんな心配もグッと減ります。
と、買ってよかったと感動しています。
ではまた。
2021年10月11日更新